コンビニでコンタクトレンズの洗浄液は買える?主要コンビニの探し方

緊急

出張先や急な外泊で「コンタクトレンズの洗浄液(洗浄・保存液)を忘れた」と気づいたとき、最短で確実に入手するコツは、移動前に“在庫を電話で確定する”ことです。まずは最寄りのセブンイレブン/ファミリーマート/ローソンを公式サイトの店舗検索で絞り込み、在庫を電話で確認してから向かいましょう。アプリの商品検索に該当品が表示されることはありますが、店頭在庫の確約ではありません。必ず電話で「ソフトレンズ用の洗浄・保存液(旅行サイズでも可)」と伝えて、売場位置まで聞いておくと、入店後に迷いません。セブンイレブン/ファミリーマート/ローソンの公式検索ページは、現在地からの最寄り店舗を素早く把握するのに有効です。

コンビニでコンタクトレンズの洗浄液の探し方

まず、現在地から徒歩圏の候補を3つほど抽出します。セブンイレブン公式サイトでの店舗検索、ファミリーマート公式サイトの店舗検索、ローソン公式サイトの店舗案内で調べることができます。もしくは、地図アプリで最寄りのコンビニを調べる方法も有効です。候補を出したら、各店舗に電話を入れ、ソフト用のマルチパーパス(MPS:こすり洗いで、洗浄・すすぎ・消毒・保存をひとつで賄えるタイプ)が小容量も含めてあるかを確認します。電話では「コンタクトレンズの洗浄・保存液を探しています。ソフト用のマルチパーパスで、小さめの旅行サイズでも大丈夫です。在庫はありますか?売場はどのあたりでしょうか?」と伝えると通じやすく、入店後の導線も短縮できます。

店頭では、日用品・ヘルスケア・トラベルコーナー付近に置かれていることが多いです。小容量ボトルは他のトラベル用品とまとまっていることもあるため、見つからなければレジで「ソフト用の洗浄・保存液の小さいサイズ」と具体的に尋ねます。アプリの検索結果は“表示される=在庫がある”ではないため、移動前の電話確認が最短ルートです。

なお、在庫の表記や陳列は店舗裁量で差が出やすい商材です。移動のムダを減らすためにも、候補を3店ほど用意し、電話がつながった順に確認しながらもっとも近い“在庫あり”の店舗へ向かうのがおすすめです。

コンビニに無かったときの他の購入先

コンビニに在庫がない場合は、次の順に切り替えると見つかりやすく、夜間でも入手できる可能性が高まります。

  • ドラッグストア(例:ウエルシア、マツモトキヨシ等)
    洗浄・保存液やトラベルパックの取り扱いが幅広く、スタッフに用途を伝えて選べます。
  • 総合スーパー(イオン)
    プライベートブランドのMPSを含むレンズケア用品ページを公開しており、店舗受け取り対応がある場合もあります。
  • ディスカウントストア(ドン・キホーテ)
    24時間営業店舗も多く、日用品・トラベル品の扱いが広いのが強みです。
  • 都市部の家電量販店(例:ヨドバシカメラ)
    「目のケア/洗浄・保存液」カテゴリで多数の取り扱いがあり、店舗在庫検索や受け取りに対応しているケースがあります。

これらの業態は“見つからない時の第二・第三の選択肢”として覚えておくと、深夜・早朝でも打開策を取りやすくなります。

コンタクトレンズ洗浄液の基礎知識

緊急時こそ「何が本当に必要か」を一度整理しましょう。大きく3つの液が出てきます。

  • マルチパーパスソリューション(MPS)
    こすり洗いを前提に、洗浄・すすぎ・消毒・保存を一本で行えるため、旅行や出張でもっとも扱いやすいのがMPSです。多くのメーカーが“4時間以上の浸け置きで消毒完了”といった運用を示し、トラベルサイズも流通しています。迷ったらMPSが無難、というのはこの手軽さに理由があります。
  • 過酸化水素(H₂O₂)ベースのシステム
    高い消毒力が期待できる一方、専用ケースでの“中和”を完了させないと眼に入れてはいけません。中和前の液は角膜障害の原因となるため、必ず製品付属のケースと手順に従い、規定時間(多くは数時間)を守ります。日本の学会解説や各国の規制当局も“中和必須”“直接点眼は不可”を明確に注意喚起しています。緊急時に手順を誤ると危険なため、旅先で初めて使うにはハードルが高い選択肢です。
  • 生理食塩水(サリンズ)
    名前から“安全そう”に見えますが、これは消毒剤ではありません。サリンズは基本的に“すすぎ”用途であり、消毒・保存の代わりにはなりません。公的機関や学会・眼科医会も、サリンズや点眼薬、洗眼液などでの代用保管を否定しています。よって、専用の洗浄・保存液が入手できない場合は装用を中止し、入手を最優先に切り替えるのが安全です。

ここで一つ冷静な判断ポイントです。「今すぐ本当に必要か」。ワンデー(1日使い捨て)は再使用できません。手元に替えのレンズがなければ、その日の装用はやめてメガネに切り替えるのが最も安全です。ワンデーは“単回使用・再使用禁止”が添付文書や公的資料で明記されています。焦って誤った液で“とりあえず保存”し、翌朝にトラブルを起こすより、装用を止めて適切な洗浄液を入手する判断が、目の健康を守ります。

よくある質問(FAQ)

Q
セブン・ファミマ・ローソンには本当に置いてありますか?
A

店舗により取り扱いに差があります。アプリ検索で該当カテゴリが表示されるケースはありますが、在庫の確約ではありません。必ず店舗検索で候補を出し、電話で「ソフト用の洗浄・保存液(小容量でも可)」の在庫と売場を確認してから向かうのが最短です。

Q
ドラッグストア以外で当たりやすいのは?
A

総合スーパー(イオンなど)はPBのMPSを含め取り扱いページがあり、店舗受け取りに対応する場合もあります。ディスカウントストア(ドン・キホーテ)は24時間営業の店舗が多く、深夜帯でも入手できる可能性があります。都市部の家電量販店(ヨドバシカメラ)は「洗浄・保存液」カテゴリで多数の在庫を持つ店舗があり、即時受け取りができることもあります。

Q
MPSと過酸化水素、どちらを選ぶべき?
A

旅先での“初使用”や“時短”を重視するならMPSが無難です。過酸化水素タイプは中和が必須で、手順を誤ると危険です。普段から過酸化水素を正しく使い慣れている人を除き、緊急時はMPSの小容量を選ぶ方が安全です。

Q
生理食塩水で一晩保存して翌朝MPSに移せば大丈夫?
A

推奨されません。サリンズには消毒作用がなく、保存に使うと菌の増殖リスクがあります。どうしても“すすぎ”が必要な場面での一時的使用を除き、代用は避け、専用の洗浄・保存液を入手してください。

Q
ワンデーは洗えば再使用できますか?
A

できません。ワンデーは単回使用・再使用禁止が公的資料や添付文書で明記されています。外した時点で廃棄し、翌日は新しいレンズを使います。

Q
店で“ハード用”と言われました。ソフトに使えますか?
A

レンズ種類が異なると適合しない場合があります。ソフト用/ハード用(RGP)を必ず確認し、合わない場合は購入しないでください。総合スーパーや量販店・ドラッグストアの在庫を当たり直す方が安全です。

Q
帰宅後のケアで気をつけることは?
A

ケースは定期的に交換し、使用後は空にして洗い、自然乾燥します。溶液の“つぎ足し”や他容器への詰め替えは衛生上NGです。

まとめ

コンビニでコンタクトレンズの洗浄液を探す場合は、移動前に公式店舗検索で最寄り店を絞り込み、電話で在庫と売場を確定してから来店する。この二段構えが、緊急時の最短ルートです。
見つからない場合は、ドラッグストアに加えて、総合スーパー(イオンなど)、ディスカウントストア(ドン・キホーテ)、家電量販店(ヨドバシカメラ)を順に当たりましょう。

緊急時の参考になれば幸いです。

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