外出先でスマホの電池がほとんど残っていないと、「このままだと地図も連絡も使えなくなる…」と不安になりますよね。家電量販店に寄る時間もなく、まず頼りになるのが24時間開いているコンビニだと思います。
この記事では、「コンビニで本当にモバイルバッテリーが手に入るのか」「最寄りのお店で最短ルートで見つけるにはどう動けばよいか」を、今すぐ行動できる手順としてまとめました。あわせて、コンビニに在庫がなかったときの探し先や、レンタル型バッテリーでしのぐ方法もご紹介します。
結論:コンビニでモバイルバッテリーは入手可能だが事前確認推奨
セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンなど大手コンビニでは、多くの店舗でモバイルバッテリーやスマホ充電器を販売しています。
セブンイレブンの公式アプリの商品検索では、エレコムのモバイルバッテリーが複数ヒットし、容量も約5000mAh〜20000mAhクラスまで表示されます。他の大手コンビニでも同様のスマホアクセサリーを扱っている可能性は高いと考えられます。
一方で、すべてのコンビニに必ず在庫があるわけではありません。
店舗によっては「今は置いていない」「売り切れている」ということも普通にあります。
そのため、最短でモバイルバッテリーを手に入れるには、
- 近くのコンビニを絞り込む
- 電話で「販売用バッテリー」と「レンタルスタンド」の有無を確認する
- 在庫がある店舗にだけ向かう
という流れが、いちばんムダのない動き方になります。
コンビニでモバイルバッテリーを探す具体的な手順

ここでは、「今からどう動けばいいか」をシンプルな手順でまとめます。
1.最寄りのセブン・ファミマ・ローソンを洗い出す
まずは、今いる場所から行けそうなコンビニを確認します。方法としては、次の2つのどちらかが現実的です。
- 各社公式サイト・公式アプリの店舗検索(セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン)
- Googleマップなどの地図アプリで「セブンイレブン」「ファミリーマート」「ローソン」と検索
店舗検索や地図アプリでは、住所・地図・電話番号・営業時間がわかります。短時間で済ませるため、行けそうな店舗を2〜3か所に絞り込んでおきます。
セブンイレブンアプリの商品検索では、エレコムのモバイルバッテリーが複数表示されますが、これは「チェーン全体としての取り扱い情報」に近く、「今から行く店舗に必ず在庫がある」とまでは言い切れません。ここが、次の電話確認が大切になる理由です。
2.店舗に電話して在庫と売り場を確認する
候補を絞ったら、それぞれの店舗に電話をかけ、在庫の有無を確認します。電池残量が少ない中での電話は少し手間ですが、「行ったのに無かった」というロスを防ぐことができます。
電話では、次のように伝えるとスムーズです。
「今この近くにいて、スマホ用のモバイルバッテリーを探しています。そちらの店舗で、スマートフォンの充電に使えるモバイルバッテリーか充電器は置いていますか?あれば、どのあたりの売り場にありますか?」
レンタル型のバッテリー(ChargeSPOTなど)も候補に入れる場合は、続けてこう確認します。
「店内に、スマホ用のモバイルバッテリーを借りられるレンタルスタンドはありますか?」
この2点を確認しておけば、「販売で対応できるのか」「レンタルで対応できるのか」がはっきりします。
3.店に着いたら迷わず店員さんに聞く
電話で売り場を聞いていても、実際に行くと見つけづらいことがあります。見当たらないときは、一人で店内を歩き回るより、すぐ店員さんに尋ねた方が早く見つかります。
「先ほど電話でモバイルバッテリーのことを伺った者ですが、売り場を教えていただけますか?」
とひと言添えるだけで、レジ横や文具コーナー、雑誌棚の近くなど、どこを見れば良いかすぐ案内してもらえるはずです。
コンビニに無かったときの入手先候補
電話した結果、「モバイルバッテリーの在庫がない」と言われることもあります。その場合は、すぐに「コンビニ以外の候補」に切り替えます。ここでは、現実的にねらいやすい3つの業態を挙げます。
スーパーマーケット(イオン・西友など)
イオンや西友などの大きなスーパーマーケットでは、日用品売り場や家電コーナーの一角に、スマホアクセサリーが並んでいることがあります。
コンビニよりもやや安い価格帯のモバイルバッテリーが置いてある場合もあり、容量は5000mAh〜10000mAhが中心です。
ただし、営業時間がコンビニより短いことが多く、夜遅い時間帯だと閉店している可能性があります。
ディスカウントストア(ドン・キホーテなど)
ドン・キホーテのようなディスカウントストアは、スマホ周辺機器の品ぞろえが豊富です。
モバイルバッテリーもさまざまな容量・価格帯のものが置かれているため、「コンビニにはなかったけれど、どうしても今すぐ必要」というときに頼りになります。
24時間営業の店舗も多く、深夜帯でも選択肢になりやすいのが特徴です。
家電量販店(ビックカメラ・ヨドバシカメラなど)
ビックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店は、モバイルバッテリー選びには理想的な場所です。
容量、端子の種類、急速充電への対応、メーカーなどを比較しながら選べます。
ただし、閉店時間は夜8〜9時頃のケースが多いため、「すでに夜遅い」「今からだと間に合わない」という場合には、ディスカウントストアかレンタルバッテリーを優先する方が現実的です。
応急処置としてのレンタル型モバイルバッテリー(ChargeSPOTなど)

「今日一日だけ乗り切れればいい」「今から数時間だけ充電してほしい」という場面では、購入ではなくレンタル型のモバイルバッテリーサービスを使う方法があります。
代表的なのが、コンビニ店内でもよく見かける「ChargeSPOT(チャージスポット)」です。
ChargeSPOTは、専用スタンドに並んだモバイルバッテリーを、アプリやQRコード決済で一時的に借りられるサービスです。セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンなどのコンビニや、駅・商業施設など、さまざまな場所に設置されています。
特長としては、次のような点があります。
- レンタルスタンドのQRコードを読み込むだけで簡単にレンタルできる
- 1つのバッテリーに、Lightning・USB Type-C・microUSBなど複数のケーブルが一体化していることが多く、iPhone・Android問わずそのまま使いやすい
- 借りた場所とは別の設置場所で返却できる(行きと帰りで違うコンビニでも返せる場合が多い)
- 利用料金は30分ごと、数時間ごとなどの時間制で、短時間の利用なら比較的安く済む
基本的な流れは次の通りです。
- アプリまたは地図アプリで近くのChargeSPOT設置場所を探す
- 空きバッテリーがあることを確認して、コンビニなどの設置店舗に行く
- スタンドに表示されたQRコードを読み込み、アプリや対応するキャッシュレス決済でレンタル手続きを行う
- バッテリーを取り出してスマホに接続し、移動や待ち時間のあいだに充電する
- 返却したい場所のスタンドにバッテリーを差し込み、返却完了の表示を確認する
「今日だけ」「この移動中だけしのぎたい」という場合は、コンビニで新しいバッテリーを買うよりも、レンタルで済ませた方がコストを抑えられることもあります。
利用前に、アプリに表示される料金と返却期限を確認し、返し忘れて思わぬ料金にならないようだけ気をつけていただければ安心です。
購入・レンタル時の注意点と、失敗しない選び方

緊急時でも、最低限ここだけ押さえておけば、コンビニ モバイルバッテリー選びで大きな失敗は避けやすくなります。
端子の種類とケーブルの有無
まず、自分のスマホの端子を確認します。
- iPhone:Lightning端子
- 多くのAndroid端末:USB Type-C端子
コンビニで売られているモバイルバッテリーの中には、ケーブル一体型のものと、本体のみのものがあります。本体のみの場合は、別売りのケーブルを同時に買わないとその場ですぐ使えません。
パッケージに「ケーブル付属」「Type-Cケーブル付き」「Lightningケーブル付き」などの記載があるか、さっと確認するようにしましょう。レンタル型のChargeSPOTなどは、ケーブルが最初からバッテリーに付いているタイプが多く、端子の種類で迷いにくいというメリットがあります。
容量(mAh)の目安
よく見かける容量は、5000mAh〜10000mAhクラスです。
- 5000mAh前後:一般的なスマホを約1回フル充電できる目安
- 10000mAh前後:1.5〜2回程度の充電ができる目安
「今日一日しのげればいい」という状況なら5000mAhで十分なことが多く、出張や旅行で数日使いたい場合には10000mAh以上を選ぶと安心です。セブンイレブンのアプリには、エレコム製の5000mAh・10000mAh・20000mAhクラスの製品が表示されており、用途に応じて選べるラインナップになっています。
価格と「緊急コスト」の考え方
コンビニのモバイルバッテリーは、ネット通販や家電量販店と比べると割高な場合があります。同じ価格でも、通販ならより大容量の製品が買えることも珍しくありません。それでもコンビニで買う価値があるのは、「今この場で充電を始められる」という点です。
これから大事な連絡が控えている場合、慣れない場所で地図アプリがないと移動できない、といった状況であれば、「緊急コスト」と割り切ってコンビニで購入するのも合理的な判断です。時間に余裕があるなら、今日はレンタルでしのぎ、後日じっくり選んで購入する方法もあります。
よくある質問(Q&A)
最後に、モバイルバッテリーに関するよくある疑問を簡潔にまとめます。
- Qコンビニのモバイルバッテリーは、買ってすぐ使えますか?
- A
ケーブル一体型・ケーブル付属タイプなら、箱を開けてすぐに使えます。本体のみのタイプは、別売りケーブルを一緒に買わないとその場で接続できません。パッケージの表示を確認し、必要であればケーブルも合わせてレジに持っていきましょう。
- Qレンタルと購入、どちらを選ぶべきでしょうか?
- A
数時間〜1日だけしのげれば良い場合は、ChargeSPOTのようなレンタル型が便利です。短時間なら料金も抑えられ、別の場所で返却できる点もメリットです。今後も繰り返し使う予定があるなら、少し割高でもコンビニで購入し、常に持ち歩けるようにしておくと安心です。
- Qセブンイレブン・ファミリーマート・ローソンで違いはありますか?
- A
それぞれ扱うメーカーや型番は異なりますが、いずれのチェーンでも5000mAh〜10000mAh前後のモバイルバッテリーやスマホ充電器が並んでいることが多いです。セブンイレブンではエレコム製のシリーズがアプリ検索に出てきますが、実際の在庫有無は店舗ごとに異なるため、最終的には電話で確認してから向かうのがおすすめです。
- Q安全性は大丈夫でしょうか?
- A
国内の大手メーカー品やコンビニで正規に販売されているモバイルバッテリーは、電気用品安全法に基づくPSEマークが付いているものが一般的です。ただし、充電中の高温状態や強い衝撃などは故障や事故の原因になりますので、異常な発熱を感じたら使用を中止し、布団の中など熱がこもる場所での充電は避けてください。
まとめ
最後に、この記事の内容を「今まさに困っている方」向けに、行動手順としてまとめます。
まず、地図アプリや各社の店舗検索で、今いる場所から行けるセブンイレブン・ファミリーマート・ローソンを2〜3店舗ピックアップします。次に、それぞれの店舗へ電話し、「スマホ用モバイルバッテリーまたは充電器の在庫があるか」「店内にレンタル型バッテリーのスタンドがあるか」「売り場はどこか」を確認します。在庫やレンタルスタンドがあると分かった店舗に向かい、到着したら迷わず店員さんに売り場を尋ね、端子の種類・容量・ケーブルの有無だけ確認して購入するかレンタルします。
それでも見つからない場合は、スーパーマーケット、ディスカウントストア、家電量販店の順に切り替え、営業時間と距離を確認しながら無理のない範囲で探していく、という流れが現実的です。
スマホの電池残量が少ないと焦りやすい状況ですが、「店舗検索 → 電話確認 → 在庫のある店だけに行く」というシンプルな流れを守れば、無駄な移動を抑えながら、最短に近いルートでモバイルバッテリーにたどり着きやすくなります。
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