運動中にねんざや打撲、すり傷が起きたとき、「いま近くのコンビニで包帯は買えるのか」「最寄りが分からない」というお悩みに、最短で迷わない動き方をご案内します。この記事は、現場での応急処置に役立つ“圧迫・固定用”の包帯(弾性包帯・自着包帯・テーピング含む)を想定しています。店舗や時間帯によって在庫は大きく異なるため、必ず電話で確認してから向かう前提でお読みください。
最短で迷わない動き方
- 最寄りの店舗を即把握:
セブンイレブン/ファミリーマート/ローソンの公式「店舗検索」で現在地周辺を表示し、電話番号つきの店舗を抽出します。セブンイレブン店舗検索、ファミリーマート店舗検索、ローソン店舗・ATM検索が便利です。
- その場で電話確認:
「包帯(弾性または自着)がありますか?幅は5cmか7.5cm、固定用テープやガーゼはありますか?」と在庫・売場位置を確認してから移動します(電話文テンプレは後述)。 - なければ即切り替え:
大型コンビニで在庫がなければ、総合スーパー(イオン/西友)→ホームセンター→ディスカウント(ドン・キホーテ)→100円ショップ→スポーツ店の順に当たり、到着前に必ず電話確認をします。
コンビニでの包帯の探し方

公式サイトの「店舗検索」で最寄り店舗を抽出
- セブン‐イレブン:地図から現在地周辺の店舗を検索できます。電話番号の記載有無を確認し、電話できる店舗を優先します。
- ファミリーマート:店舗検索サービスで「住所/地図/取扱サービス」を確認可能。電話番号掲載店に優先連絡。
- ローソン:公式サイトの「店舗・ATM検索」から周辺検索・電話番号確認が可能です。
電話確認テンプレ
今近くにいて、包帯を探しています。伸びるタイプ(弾性包帯)か、くっつくタイプ(自着包帯)はありますか?
幅は5cmか7.5cmがあると助かります。ガーゼや固定用のテープ(紙テープ・伸縮テープ)もありますか?
売場の場所も教えてください。
※「テーピング」「伸縮包帯」「自着包帯」など、言い換えワードも併用すると伝わりやすいです。
店内の置き場所
- 衛生・救急用品棚:絆創膏/消毒液/コットン/マスク近辺に、弾性包帯・テーピング・ガーゼ・紙テープがまとまっていることが多いです。
- 美容・日用品ゾーン:ドライヤー・コスメ・衛生雑貨の通路。小型店はこの一角に救急用品が集約されがちです。
- 季節・イベント棚:大会やマラソン開催時は臨時コーナーに並ぶケースも。迷ったら必ず店員さんに所在を確認しましょう。
コンビニに無かった時の切り替え順
- 総合スーパー(GMS):
イオン/西友などは包帯・ガーゼ・テープ類の在庫が比較的安定。食品フロアとは別に日用品・医療衛生コーナーが広く、選択肢が多い。 - ホームセンター:
応急用品コーナーに弾性包帯・テーピング・三角巾がある店舗が多い。 - ディスカウント(ドン・キホーテ):
深夜帯も営業の大型店が多く、救急・衛生用品のSKUが豊富。 - 100円ショップ:
緊急の自着包帯(固定力は弱め)やガーゼ・紙テープの簡易品が置かれていることがあります。強い固定が必要な場合は上位業態へ。 - スポーツ店:
テーピング(非伸縮/伸縮)、アンダーラップ、アイシング用具など“運動向け”の選択肢が最も充実。固定強度・幅・肌への優しさで選べます。
※いずれも在庫は店舗差が大きいため、到着前の電話確認が時短のカギです。
シーン別:最短で失敗しない動き方

徒歩・ラン/大会中(屋外)
会場の救護所や本部で応急物品の貸与が受けられることがあります。周辺コンビニを検索し、電話で在庫確定→移動。出血がある場合は清潔な布で直接圧迫し、包帯到着までは清潔・乾燥・挙上を意識してください(※強く縛り過ぎない)。
車移動が可能な場合
大型コンビニ→GMS→ドン・キホーテの順に半径を広げます。広域道路沿いは店舗規模が大きく在庫に当たりやすい傾向。駐車場の有無も店舗検索で確認しておくと安心です。
自転車移動
急性期に長距離移動は悪化要因です。安静>移動を優先。同行者がいれば電話確認と買い出しを依頼し、本人は患部を動かさず冷却・挙上に専念します。
ホテル・合宿所滞在
フロントに救急箱の貸し出しがないか確認。なければ最寄りのコンビニを検索し電話確認。夜間は遅くまで営業の大型店(ドン・キホーテ等)も併用します。
山間部・郊外の競技場
店舗密度が低いため、会場スタッフ・管理事務所に応急物品の有無を確認。移動前に営業中店舗を店舗検索で絞り込み、電話で在庫確定のうえで出発します。
深夜・早朝
まず大型コンビニで当たり、無ければドン・キホーテや24時間営業のドラッグストア(例:ウエルシアの一部店舗)を視野に。いずれも在庫は電話確認前提です。
応急処置と“最低限の選び方”

現場での基本(RICE)
ケガ直後は、RICE(安静・冷却・圧迫・挙上)が基本です。圧迫は腫れや内出血の抑制に有効ですが、締め過ぎは循環障害の危険があるため、しびれ・蒼白・冷感が出たら直ちに緩めます。
包帯の種類と目的
- 弾性包帯(伸びる):
捻挫・打撲の圧迫固定に適し、RICEの“Compression”でよく使います。 - 自着包帯:
包帯同士が軽くくっつき、ズレにくいのが長所。汗でもはがれにくい製品が多く、スポーツ現場で便利。 - ガーゼ+紙テープ:
創部保護が第一の場面で。出血時はガーゼを当てて直接圧迫止血し、その上から包帯で押さえます。
幅・長さの目安
- 足首・手首:5cm〜7.5cm
- 膝・肘:7.5cm〜10cm
- 大腿・下腿:10cm以上
目安より細すぎると食い込み、太すぎるとたわみが出て固定力が落ちます。圧迫の強さは「指先の色・冷感・しびれ」を合図に微調整してください。
NGと受診の目安
- 強い圧迫を長時間続ける、就寝中に緩めず放置はNG(循環障害の危険)。
- 変形・強い痛み・荷重不能・感覚異常・大量出血は直ちに医療機関受診、必要に応じて119を検討。
- 開放創はまず清潔なガーゼで覆ってから包帯固定へ。汚染が強い場合や刺創は受診を優先。日本赤十字の応急手当資料・動画も参考になります。
よくある質問
- Qコンビニで本当に包帯は買えますか?最短確認のコツは?
- A
買える店舗はありますが在庫差が大きいので、公式の店舗検索で現在地周辺を出し、電話番号付き店舗にすぐ電話→在庫と売場を確定してから移動してください。
- Q何を買えばいい?(種類・幅・一緒に買う物)
- A
捻挫・打撲の初期対応には弾性包帯が汎用的、動きが多くズレやすい場面は自着包帯が便利です。強い固定にはテーピング(非伸縮/伸縮)を追加します。
幅の目安は、手首・足首5〜7.5cm/ひじ・ひざ7.5〜10cm/ふくらはぎ・太もも10cm以上。創部保護が必要ならガーゼ+紙テープも併せて購入を。皮膚が敏感な方はアンダーラップ(下敷きシート)があると刺激を減らせます。
- Q巻き方のコツと受診の目安は?
- A
基本はRICE(安静・冷却・圧迫・挙上)。末梢から中枢へ半分ずつ重ね、関節は軽く曲げた自然位で巻きます。しびれ・蒼白・冷感・痛み増悪は締め過ぎのサインなので直ちに緩めて再調整してください。
変形がある/体重をかけられない/感覚異常/大量出血などは速やかに受診(迷ったら受診)。開放創は清潔なガーゼで覆ってから包帯固定を行いましょう。
まとめ
いちばんの近道は、公式店舗検索で“電話できる店”を素早く見つけ、在庫と売場を確定してから動くことです。到着までのあいだはRICEの原則で安静・冷却・軽い圧迫・挙上を徹底。コンビニで見つからない場合はGMS→ホームセンター→ドン・キホーテ→100円→スポーツ店の順で切り替え、毎回到着前に電話確認を行えば、無駄足を最小化できます。圧迫は締め過ぎに注意し、異常があれば直ちに緩め、重症が疑われるときは受診/119をためらわないでください。
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