体調の変化やスケジュールの都合で、「今すぐにでも簡易検査で確かめたい」というお気持ちはとても自然なことです。本記事では、主要コンビニでの在庫確認のコツから、深夜帯・出張先など状況別の最短ルート、購入時の注意点までを、できるだけ迷わず実行できる順番でやさしくご案内いたします。
結論と最短ルート
妊娠検査薬は、コンビニでも「医薬品を扱う一部店舗」で購入できる可能性があります。ただし、販売は“店舗ごとの許可・体制(登録販売者や薬剤師の在席時間など)”に強く依存するため、向かう前に電話で「在庫」と「購入できる時間」を確定してから移動なさるのが最短です。
セブンイレブンでは医薬品販売の取り組みが進んでいる事例があり、登録販売者の配置とともに第2類・第3類医薬品を販売したテスト運用の記録も公表されています。販売体制は店舗単位で異なりますので、必ず個別確認をお願いいたします。
深夜・早朝は、24時間営業のドラッグストアやドン・キホーテなど医薬品の取扱いが安定しやすい店舗を優先していただくと入手できる確度が上がります。コンビニでの購入をご希望でも、時間帯によっては資格者不在で販売ができないことがありますので、電話確認を起点にしてください。
主要コンビニチェーンの確認方法(セブン/ファミマ/ローソン)

セブンイレブン
公式の店舗地図(e-map)では、取扱商品・サービスの絞り込みに「薬」が表示されます。まずはこの「薬」にチェックを入れて候補店を抽出し、各店舗へお電話で妊娠検査薬の在庫と販売可能時間をお確かめください。
また、セブンイレブン公式アプリには「商品一覧・在庫検索」機能が案内されていますが、編集部が2025年10月30日にiOS版で確認した範囲では、アプリ内に“医薬品カテゴリ”の表示は見つかりませんでした。医薬品に関してはアプリ表示の有無にかかわらず、必ず電話で実在庫をご確認ください。
ファミリーマート
ファミリーマートの公式店舗検索(ちずまる)は、絞り込み条件の「設備・取扱いサービス」に「薬」のチェック項目が明示されています。現在地周辺で「薬」にチェックを入れて検索し、ヒットした店舗へお電話で妊娠検査薬の在庫と販売時間をご確認ください。
ローソン
ローソンにはOTC医薬品の取り扱いを視野に入れた「ヘルスケアローソン」や、医療・介護拠点と連携する店舗フォーマットが存在します。これらの店舗では医薬品対応の体制づくりが紹介されていますが、妊娠検査薬の有無は店舗ごとに異なります。公式情報で店舗事例が公開されていますので、候補店を把握したうえで各店舗に直接お電話ください。
シーン別の動き方
徒歩圏で今すぐ欲しいとき
ファミリーマート公式検索の「薬」フィルタは候補抽出がしやすいです。セブンイレブンのe-mapでも「薬」の絞り込みが可能です。どちらも候補を2〜3店リスト化し、順に電話して「在庫」「販売可能時間(資格者在席時間)」の2点を確定してから向かうと、移動のムダがありません。
夜間・深夜・早朝のとき
この時間帯は登録販売者や薬剤師が不在で、コンビニでは販売できない場合があります。最初から24時間営業のドラッグストアに電話して在庫を確定してから移動するのが最短です。コンビニにこだわる場合も、販売体制は店舗ごと・時間帯ごとに異なりますので、必ず電話で可否をご確認ください。セブンイレブンの一部店舗では深夜帯を含めた販売実証の事例がありますが、あくまで店舗ごとの体制次第です。
出張先・ホテル滞在中
フロントに「医薬品を扱う最寄りのコンビニやドラッグストア」を尋ね、候補店へ電話で在庫確定を。病院併設や医療連携のあるローソンが近い地域では、そちらを候補に加えると入手可能性が高まることがあります。
車移動のとき
大型ドラッグストアは在庫が厚い傾向があります。駐車スペースや入庫経路も含めて電話で確認してから移動すると、現地で迷いにくく安全です。コンビニでの購入を優先する場合も、時間帯やスタッフ体制により販売可否が変わるため、電話確認を起点にしてください。
妊娠検査薬購入時の注意点
一般的に広く流通している妊娠検査薬(例:アラクス「チェックワンS」やロート製薬「ドゥーテスト・hCGa」など)は、第2類医薬品で、多くは「生理予定日の約1週間後」からの使用が推奨されています。判定は99%以上の正確さと案内されていますが、予定日直後など早すぎる時期は正しく判定できないことがあります。陰性でも生理が始まらなければ、数日〜1週間程度あけて再検査をご検討ください。
一方、より早い時期から検査できる「早期型(例:チェックワンファスト)」は、医療用の体外診断用医薬品に該当し、調剤室設備がある薬局で薬剤師による対面販売で取り扱われます。コンビニや一般ECでは通常購入できません。入手をご希望の場合は、近隣の薬局に在庫をお問い合わせください(アラクスは取扱薬局の検索ページを公開しています)。
なお、第2類医薬品をコンビニで販売する場合も、販売は資格者在席時間に限られるため、同じ店舗でも時間帯によって可否が変わります。セブン‐イレブンの事例でも、登録販売者の配置と運用が前提であることが示されており、これは他店舗でも共通の考え方です。必ず事前に「今、買えるか」をお確かめください。
少し余裕がある方はAmazonでも購入できるのでチェックしてみてください。
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プライバシーに配慮した買い方と、そのまま使える電話スクリプト

できるだけ人目が気にならない方法として、比較的空いている時間帯の来店、セルフレジの利用、紙袋やレジ袋の依頼、キャッシュレス決済の活用が有効です。ホテル滞在時はフロントに最短ルートを相談すると移動時間の短縮になります。
お電話の際は、次の文例をそのままお使いください。
「妊娠検査薬の在庫はございますか。購入できる時間帯も教えてください。銘柄の指定はございませんが、在庫が少ない場合は取り置きが可能かも併せてお願いできますでしょうか。」
電話で確認したいポイントは次の通りです。ご自身が必要と思うものだけピックアップしてください。
- 在庫の有無(銘柄が分かれば銘柄名も)
- 販売可能な時間帯(登録販売者/薬剤師の在席時間)
- 店舗の場所やアクセス(車の場合は駐車場の有無)
- 取り置きの可否と到着予定時刻の共有
- セルフレジやスマホ決済の可否(プライバシー配慮)
まとめ
まずは「医薬品を扱う店舗」を地図上で絞り込み、候補を電話であたりながら“今、買えるか”を確定してください。主要コンビニについては、セブンイレブンやファミリーマートは公式サイトの店舗地図で「薬」絞り込みが可能です。ただ妊娠検査薬が置いてあるかどうかまでは把握できないため、指定の店舗にて電話確認するのが最短・最確実です。
通常型(第2類医薬品)は「生理予定日の約1週間後」からの使用が一般的です。より早く確かめたい場合は、早期型(体外診断用医薬品)を薬剤師のいる薬局でお求めください。深夜帯は24時間営業のドラッグストアが最短のルートになることが多いです。
不安なお気持ちのままお一人で抱え込まず、結果のいかんにかかわらず体調に異変があるときは、ためらわず医療機関にご相談ください。強い腹痛や大量の出血などの症状がある場合は、早めの受診をお願いいたします。
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