急に雨が降ってきて、「傘を持っていない」「家族を連れていて濡らしたくない」という場面は、誰にでも起こり得ます。とくに介護中のご家族や小さなお子さんが一緒だと、「できるだけ濡れずに、最短で傘を手に入れたい」という気持ちが強いと思います。
この記事では、今いる場所から一番近いコンビニで傘を探すときの動き方やコンビニに傘がなかったときの切り替え先についてまとめてお伝えします。
「とにかく今すぐ傘を手に入れたい」という緊急時の動き方を想定して書いていますので、必要なところだけ拾い読みしていただいても大丈夫です。
結論:急な雨で傘がないときは、こう動くと失敗しにくい
最短で失敗しないための基本は、とてもシンプルです。
- スマホの地図アプリで今いる場所から一番近いコンビニをすぐに把握すること。
- 不安であればその店舗に電話をして「ビニール傘や折りたたみ傘があるか」を確認してから向かうこと。
- それでも見つからなかったときに備えて、近くのスーパーやディスカウントストア、ホームセンター、100円ショップなどを次の候補として頭に入れておくことです。
セブンイレブンのアプリで「傘」と検索すると、セブンプレミアムライフスタイルのビニール傘やレインコートなどが表示されます。公式サイトにも「風に強いバイオマスビニール傘65cm」「ワンタッチ長傘70cm」などが掲載されており、多くの店舗で取り扱いがある商品であることがわかります。
同じように、ファミリーマートもコンビニエンスウェアとして晴雨兼用傘や折りたたみ傘を商品情報ページで紹介しており、ローソンもコールマンとコラボした折りたたみ傘などを展開しています。
ただし、どのチェーンも「地域・店舗により取り扱いのない場合がある」と明記しているため、「どこのコンビニでも必ず傘がある」とは言い切れません。
だからこそ、地図アプリと電話確認を組み合わせて動くことが、濡れずにすむ一番確実な方法になります。
コンビニで傘を探す基本の手順

最寄りのコンビニを地図アプリで把握する
まずは「どこに行けばいいか」を決めるところからです。
スマホの地図アプリを開き、検索欄に「コンビニ」あるいは「セブンイレブン」「ファミリーマート」「ローソン」と入力して、現在地から近い順に表示させます。徒歩で数分以内の店舗があれば、そこを第一候補にします。
介護中のご家族と一緒の場合は、
- なるべく信号が少ないルート
- 坂道や段差が少ないルート
- 屋根のある通路やアーケードがあるかどうか
といった点も、画面を見ながら簡単に確認しておくと安心です。
地図アプリが使いにくい場合は、各コンビニの公式ホームページで確認することをお勧めします。
アプリ・公式サイトで「傘の取り扱い」をざっくり確認する
セブンイレブンの場合、公式サイトの「生活雑貨」カテゴリーに、7プレミアムのビニール傘やレインコートが掲載されています。親骨65cmのビニール傘や70cmのワンタッチ長傘など、いくつかラインナップがあり、「販売地域:全国」と表示されているものもあります。
セブンイレブンアプリでも「傘」で検索すると、こうしたセブンプレミアムの傘やレインコートが表示されますので、「このチェーンは傘を取り扱っている」という目安になります。
ファミリーマートでは、コンビニエンスウェアとして晴雨兼用傘や折りたたみ傘が紹介されており、UVカットや遮光機能を備えたものもあります。
ローソンでは、コールマンとコラボした晴雨兼用の折りたたみ傘や、耐風ビニール傘などがキャンペーン情報として掲載されています。
アプリや公式ページで「そもそも傘を扱っているチェーンかどうか」を確認できるのは安心材料になりますが、ここで注意したいのは、サイトやアプリに載っている=すべての店舗に必ず置いてある、という意味ではないという点です。地域・店舗ごとに在庫や品ぞろえは違いますので、あくまで「扱っている可能性が高いチェーン」という目安として活用するのが現実的です。
不安なら電話で在庫を確認してから向かう
「今すぐ欲しい」「家族をこれ以上濡らしたくない」という緊急の場面では、コンビニに着いてから傘がないことに気づくと大きなタイムロスになります。
そこで、心配なときは一度電話を入れておくと安心です。
電話での聞き方は、シンプルで構いません。
「今この近くにいて、傘を探しています。
ビニール傘か折りたたみ傘の在庫はありますか?」
サイズが気になる場合は、
「60cmくらいの普通のビニール傘はありますか? 小さめや大きめだけでしたら教えてください。」
と一言添えると、イメージしやすくなります。
店内に着いたら、まずは入口付近やレジ横をざっと確認し、それでも見つからない場合は早めに店員さんに声をかけてしまう方が早道です。
「すみません、傘はどのあたりに並んでいますか?」
と聞けば、ほとんどの店員さんが棚の位置まで案内してくれます。
雨で床が滑りやすくなっていることも多いので、急がず、足元に気を付けながら移動してください。
コンビニに傘がなかったときの切り替え先

コンビニで傘が見つからなかったときは、「今いる場所から近い順」に次の店舗をあたっていくと、無駄な移動を減らせます。
ドラッグストア
まず候補になるのがドラッグストアです。入口付近やレジ横にビニール傘が並んでいることが多く、在庫も比較的安定しています。医薬品や日用品をまとめて買いたいときにも便利です。
スーパー・ショッピングセンター
食品スーパーや駅前のショッピングセンターでも、レジ周りや日用品売り場に傘が置かれていることがよくあります。家族の食料や日用品の買い物と一緒に済ませたい場合は、コンビニの次の候補になります。
ディスカウントストア・ホームセンター
ドン・キホーテなどのディスカウントストアやホームセンターには、ビニール傘から布製の傘、折りたたみ傘まで種類がそろっていることが多いです。ただし郊外型店舗も多いため、徒歩移動の負担が大きくならない範囲で検討します。
100円ショップ・駅ナカ売店・施設内売店
「とりあえず今日だけしのげればいい」という場合は、100円ショップのビニール傘も選択肢になります。また、駅ナカの売店や病院・公共施設内の売店でも、雨の日は入口近くに傘が並ぶことがあります。通院中や外出先の施設にいるときは、まず館内の売店を確認すると移動距離を抑えられます。
購入するときの選び方と注意点

傘のサイズやタイプの選び方
コンビニの傘売り場を見ると、主に次のような違いがあります。
- 親骨の長さ(60cm前後/65cm/70cmなど)
- 長傘か、折りたたみ傘か
- ビニール傘か、布製・晴雨兼用タイプか
身長が高い方やリュックを背負っている方、二人で一緒に入りたい場合は、65cm以上の大きめの傘のほうが安心です。
セブンイレブンの7プレミアムでは、風でひっくり返っても元に戻りやすい仕様のビニール傘(65cm)や、70cmのワンタッチ長傘が用意されています。
ファミリーマートやローソンでは、UVカット機能付きの晴雨兼用折りたたみ傘や、耐風仕様の傘が展開されており、「その場しのぎ」だけでなく普段使いも意識したラインナップになっています。
折りたたみ傘は持ち歩きには便利ですが、とっさに開くまでに少し時間がかかります。「今すぐ店を出て移動したい」「家族の分もさっと広げたい」という場面では、長傘の方が扱いやすいことも多いです。
価格と品質のイメージ
コンビニの傘は、ビニール傘で700円前後、折りたたみ傘や布製の長傘で1,400〜2,000円台と紹介されることが多く、「少し高い」と感じる方もいらっしゃいます。
一方で、最近のコンビニ傘は、
- 風にあおられても壊れにくい工夫
- 撥水性の高い生地
- 晴雨兼用でUVカット機能付き
など、性能面が強化されている商品も増えています。「今日一日だけ使えればいい」のであれば一番安いビニール傘でも十分ですし、「今後もしばらく使いたい」と感じるなら、少し高めでも丈夫そうな商品を選ぶと、結果的に無駄になりにくくなります。
応急処置として雨をしのぐときのポイント
どうしてもすぐに傘が手に入らない、あるいは次の候補の店まで少し距離がある。そんなときは、応急処置として「できるだけ濡れない工夫」をしてから移動することが大切です。例えば、次のような方法があります。
- コンビニにレインコートやポンチョが売っていれば、傘がなくても上半身を守ることができます。傘よりも両手が空くので、介護中の付き添いにはレインコートの方が安全な場面もあります。
- 店内で購入したタオルやハンカチを首元に巻いたり、頭を軽く覆ったりすることで、体が冷え過ぎるのを防げます。帰宅後は、体をしっかり温めてください。
- バッグや大事な書類が濡れそうな場合は、購入した大きめのレジ袋やゴミ袋で荷物だけでも保護しておくと安心です。(袋を頭からかぶるのは窒息の危険があるため絶対に避けてください)
いずれの場合も、「走って移動しよう」とすると、転倒や、足腰の弱いご家族の転倒リスクが高まります。特に濡れた路面やタイルは滑りやすいので、歩幅を小さくして、ゆっくりと歩くことを意識していただくことが安全につながります。
よくある質問(FAQ)
- Qコンビニの傘はどのチェーンが一番おすすめですか?
- A
どのチェーンにも、それぞれ特徴があります。
セブンイレブンは、風に強いビニール傘やレインコートが7プレミアムとして展開されており、「標準的で使いやすい傘」が欲しいときに選びやすいです。
ファミリーマートは、コンビニエンスウェアの晴雨兼用傘など、デザイン性と機能性をそなえた商品が多く、「普段使いもしたい人」向きと言えます。
ローソンは、コールマンとコラボした折りたたみ傘が話題になることもあり、「アウトドア好き」「しっかりした折りたたみ傘が欲しい人」に向いています。
緊急時であれば、「どのチェーンか」よりも「今いる場所から一番近い店舗」に行くことを優先し、在庫が不安であれば電話で確認するのがおすすめです。
- Qビニール傘と折りたたみ傘、どちらを選ぶべきですか?
- A
今日だけしのげればよい、家や施設にすぐ戻る予定がある、というときは、開閉しやすく視界のよいビニール傘が扱いやすいです。一方、仕事や通院などで外出が多く、「今後も持ち歩いて使いたい」という場合は折りたたみ傘が便利です。
コンビニの折りたたみ傘は、晴雨兼用でUVカット機能が付いている商品も多く、日傘としても活用できます。
介護中の外出では、片手で押し車や車いすを押し、もう片方の手で傘を持つのは負担が大きい場合があります。そのようなときは、レインコートやポンチョも選択肢に入れて、安全を優先していただければと思います。
- Qコンビニの傘はすぐ壊れたりしませんか?
- A
風の強い日や台風の時は、どんな傘でも壊れる可能性がありますが、最近のコンビニ傘はグラスファイバー骨の採用など、強風対策がなされている商品も増えています。とはいえ、強風で何度もあおられると骨が曲がったり、ひっくり返ったりすることはあります。
「今日は風がとても強い」と感じる日は、そもそも外出を控える、あるいは建物の中や地下道をなるべく通るなど、傘だけに頼らない対策も併せて考えてみてください。
まとめ
急な雨の中、「コンビニで傘は買えるのか」「今いちばん早く傘を手に入れるにはどう動けばよいのか」と不安になったとき、まず大切なのは「最寄りの店舗を正確に把握すること」と「在庫を一度確認してから向かうこと」です。
セブンイレブンのアプリや公式サイトにはセブンプレミアムのビニール傘やレインコートが掲載されており、ファミリーマートやローソンでも晴雨兼用傘や折りたたみ傘が展開されていますが、どのチェーンも「地域・店舗により取り扱いの無い場合がある」と案内しています。
そのため、最短で失敗しない動き方としては、
- スマホの地図アプリで今いる場所から一番近いコンビニを確認する
- 不安があれば店舗に電話し、「ビニール傘や折りたたみ傘の在庫があるか」を聞いてから向かう
- もし売り切れていた場合は、近くのスーパー、ディスカウントストア、ホームセンター、100円ショップ、駅ナカ売店などへ順に切り替える
という流れが現実的です。どうしてもすぐに傘が手に入らないときは、レインコートやタオル、荷物用の袋などを活用して、できるだけ体を冷やさないようにしながら、滑りやすい路面に注意してゆっくり移動してください。
介護中のご家族やお子さんを連れているときは、「どこに行けば一番安全に、短い距離で傘を手に入れられるか」という視点を大切にしていただくと、心身の負担を少しでも減らせるはずです。この記事が、そんな緊急の雨の日に、落ち着いて一歩ずつ動くための小さな手がかりになれば幸いです。
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